金融・保険業界では、伝統的に「ハンコ」や「契約書」を重視する業務形態を続けていました。
しかし近年では、電子契約書や電子署名などペーパーレス化が求められるようになってきました。
さまざまな紙の資料や文書を減らせば生産性向上を図ることができます。
紙を削減してDX・クラウド化することで情報の検索性を高め、業務効率化が期待できるでしょう。
紙代や印刷代、保管スペースなどをカットすることができ、コスト削減にも繋がります。
金融系のサービスは、金銭や個人情報など機密性の高い情報を扱うことから強固なセキュリティのシステムを構築する必要があります。
外部からのアクセスを遮断することを前提として作られることが多いため、外部システムとの連携が難しいという課題を抱えています。
そんなシステムをDX・クラウド化すれば、外部システムと連携しやすくなり、データの分析・活用が進むでしょう。
システムの老朽化という課題もある金融業界。今後も増え続けるビッグデータの活用のためにはDX・クラウド化を早急に進めていく必要があります。
対面を重視してきた金融・保険業界ですが、近年では非対面サービスへの切り替えが進んでいます。
オンライン面談やネットバンキング、クレジットカードやタッチ決済による非現金化など、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からも非対面でのサービスは一気に拡充されました。
経済界では、コロナ禍以降非対面での取引が主流となりつつあります。
今まで行ってきたアナログな手法では非対面サービスを続けていくには限界があり、既存の業務プロセスをDX・クラウド化する必要があります。
株式会社ジェーシービー(JCB)は、国際カードブランド運営企業です。
近年のグローバルな市場競争や多様化する顧客のニーズに対応するため価値あるサービスを迅速に提供していく必要があると考え、GCPのマイクロサービスアーキテクチャを採用した次世代プラットフォーム「JDEP」を構築しました。
今後はGCP上に蓄積された膨大なデータやログを機械学習で解析し、障害検知や予防保守の仕組みを実現したいとのことです。
変化に柔軟に対応するためには新しいことにチャレンジしていくことが必要で、新しい技術にチャレンジしやすいこともGCPのメリットのひとつです。
DXをさらに促進し、価値あるサービスを生み出したいと考えています。
参照元:Google Cloud公式サイト(https://cloud.google.com/customers/jcb/?hl=ja)
個人向け自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」や、企業の業務効率化や経営改善に貢献するクラウドサービス「MFクラウドシリーズ」などを提供しているマネーフォワード。
これらのサービスのフロントとしてCDNを利用していて、そこにGCPがログ基盤として連携されています。
月間数十億件ほどあるリクエストのデータをCDNで処理していますが、そこで問題が発生した場合大量のログから迅速に原因を究明する必要があります。その原因究明にBigQueryが適しているという判断から、GCPを採用しました。
BigQueryは小さいファイルをまとめて検索することが得意なこともポイントでした。
アップロードしたログはDataStudioで可視化し、問題がないかのチェックも行っています。
参照元:Google Cloud公式サイト(https://cloud.google.com/blog/ja/topics/customers/moneyforward-fintech-gcp-bigquery-gcs)
神奈川県を基盤とし、2020年に創立100周年を迎えた横浜銀行。
近年のデジタルシフトや生活様式の変化により、自行の持つデータの拡充・統合・分析をしてより緻密に顧客ニーズを理解し、マーケティング施策に反映できる次世代のマーケティングプラットフォームの構築を行うことになりました。
さまざまなツールの比較検討の結果、オンラインでのデータ収集・施策活用に強みを持つGoogleマーケティングプラットフォーム(GMP)と、GMPとのデータ連携が容易で高速かつコストパフォーマンスに優れるデータ分析基盤BigQueryを採用。
行動や属性、取引のデータを用いて顧客ニーズを推定し、それに基づいた施策を実施できるようになったことで、従来より個人ローンの成約率が高くなりました。
参照元:Google Cloud公式サイト(https://cloud.google.com/customers/bank-of-yokohama?hl=ja)
他業界と比べるとDXが遅れていると言われている金融・保険業界ですが、伝統を重んじる業界に不満を持っている顧客も少なくありません。
そんな時代の変化や顧客のニーズに対応するため、金融・保険業界も徐々にDX・クラウド化は進んでいます。
DX・クラウド化することにより、業務効率化やコスト削減など多くのメリットがあります。
Googleが提供する安定したインフラと、強力な仮想マシンを用いて高度な情報処理技術を利用できることが強みのGCP(GoogleCloud)は、その利便性と拡張性の高さから様々な業界で導入が進み、人気が高まっています。
当サイトでは、システム会社各社の導入事例も調査して紹介していますので、自社と似た状況の導入事例もきっと見つかるはずでず。是非お役立てください。
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