Gemini for Google Cloud

近年、生成AIの進化は目覚ましく、ビジネスの現場でもその活用への期待が高まっています。特に、Googleが開発した最先端の生成AIモデル「Gemini」に注目されている方も多いのではないでしょうか。

しかし、「Gemini for Google Cloud」で具体的に何ができるのか、どうすれば自社で使えるのか、費用はどれくらいかかるのかなど、導入に向けた具体的な情報が不足しており、検討が進まないという声も少なくありません。

本記事では、Google Cloud導入を検討されている情報システム担当者の皆様に向けて、Gemini for Google Cloudの基本から、Google Cloud上で何ができるのか、主な使い方、そして気になる料金体系までを分かりやすく解説します。

この記事を通して、Gemini for Google Cloudが皆様のビジネス課題解決にどのように貢献できるか、具体的なイメージを掴んでいただき、導入検討のご参考にぜひ活用してください。

Gemini for Google Cloudとは?概要と基本機能を解説

Geminiとは

Geminiは、Googleが開発した一連の高性能な生成AIモデルのファミリー名です。単なるテキストだけでなく、画像や動画、音声など、複数の種類の情報を同時に処理できるマルチモーダルな能力を持つことが大きな特徴です。これにより、テキストと画像を組み合わせた質問に答えたり、動画の内容を理解して要約したりといった、より複雑なタスクに対応できます。

また、非常に長い文脈(ロングコンテキスト)を理解できる点もGeminiの強みです。本記事の調査時点(2025年5月)、Geminiは最大200万トークンまでのデータ入力に対応しています。これは約2時間の動画、22時間の音声、あるいは2,000ページ以上のPDFに相当する情報を一度に処理できる能力です。この能力によって、複雑なデータや長大なドキュメントに含まれる情報を深く理解し、関連性の高い応答を生成することが可能になっています。

Google CloudにおけるGeminiの位置づけ

Gemini for Google Cloudは、その名の通り、Google Cloudのプラットフォーム上で提供される、生成AIを活用したアシスタント機能の総称です。これは、Google Cloudのユーザー(特にデベロッパー、データサイエンティスト、IT運用担当者など)が、日々の業務において生成AIの力を活用し、生産性や創造性を向上させることを目的としています。

Gemini for Google Cloudは、単体のサービスとして存在するのではなく、Google Cloudの様々なプロダクトやサービスに組み込まれる形で提供されます。これにより、ユーザーは使い慣れたGoogle Cloud環境の中で、シームレスにGeminiのアシスタンスを受けることができます。

重要な点として、企業向けのGoogle Cloudで提供されるGeminiサービスは、個人の利用者向けサービスとは異なり、入力データが基盤モデルの学習に利用されることはありません。企業の機密情報やプライベートなデータを扱う上でのセキュリティとプライバシーに配慮した設計となっています。

Gemini for Google Cloudでできること一覧

ソフトウェア開発の加速
(Gemini Code Assist)
デベロッパーがアプリケーションをより迅速に、高品質に、そして安全に構築。
一般的なコードエディタ(VS Code, JetBrainsなど)やデベロッパープラットフォーム(Firebaseなど)と連携し、コードの生成、補完、デバッグ、単体テストの作成などができます。
運用と管理の効率化
(Gemini Cloud Assist)
クラウドアプリケーションのライフサイクル全体(設計、運用、最適化)を支援。
Google Cloudリソースの状況を理解し、新しい設計の作成、ワークロードのデプロイ、アプリケーションの管理、問題のトラブルシューティング、パフォーマンスとコストの最適化に関するコンテキストに応じたガイダンスをチャットなどを通じて提供します。
セキュリティの強化
(Gemini in Security)
クラウドセキュリティの脅威検出、調査、対応
セキュリティ運用の簡素化(検索、データ分析、修復)、セキュリティ事項の分析(Security Command Centerと連携)、最新の脅威インテリジェンスの要約などを通じて、セキュリティチームの迅速な対応をサポートします。
データ分析の迅速化と分析情報の自動生成
(Gemini in BigQuery, Gemini in Looker)
データアナリストやビジネスユーザーが自然言語を使ってデータを操作できるように支援
BigQueryでは、セマンティック検索、データ準備支援、SQL/Pythonコードアシスト、クエリパフォーマンス最適化の推奨などを提供します。
Lookerでは、データとの対話、自動レポート/ビジュアライゼーション作成を支援します。
データベース開発と管理の強化
(Gemini in Databases)
アプリケーションの迅速な構築、データベースフリートの管理・最適化、コードの検査・変換などを支援。
デベロッパーやデータベース管理者が、自然言語でデータベース操作を行ったり、インテリジェントな推奨事項を得たりすることで、データベース関連のタスクを簡素化します。

Geminiを活用するメリット

業務効率化・自動化への応用可能性

Gemini for Google Cloudの最大のメリットの一つは、多岐にわたる業務の効率化と自動化を強力に後押しする点です。

例えば、ソフトウェア開発においては、Gemini Code Assistがコード作成の負担を軽減し、デバッグやテストにかかる時間を短縮します。これにより、デベロッパーはより創造的で付加価値の高い作業に集中できるようになります。

また、IT運用の現場では、Gemini Cloud Assistがクラウド環境の管理やトラブルシューティングを支援し、複雑なタスクの実行を高速化してくれます。セキュリティ分野では、Gemini in Securityが脅威の検出・調査・対応プロセスを簡素化し、インシデント発生時の対応時間を短縮することも可能です。データ分析においては、Geminiの自然言語でのデータ操作やコード生成支援により、分析情報は迅速に取得できます。

これらの機能は、定型的・反復的な作業の自動化につながり、組織全体の生産性向上に貢献します。

他のクラウドAIサービスと比較した優位性

企業が生成AIを活用できるクラウドの選択肢として、Google CloudのGemini for Google Cloudの他に、Microsoft Azureが提供するAzure Copilotや、Amazon Web Services(AWS)のAmazon Bedrockなどが主要な候補として挙げられます。これらのプラットフォームと比較した際、Gemini for Google Cloudが機能、コスト、セキュリティ、既存環境との統合しやすさにおける優位性を調査しました。

Google Cloud・Gemini Azure・Copilot AWS・Bedrock
機能 エンタープライズITのより広い範囲をカバー 運用管理に着目 モデル利用・アプリ開発の支援がメイン
コスト Google Cloudは従量課金制
Gemini Code Assistは定額制
従量課金制 従量課金制
セキュリティとプライバシー ISO27001認証取得、エンタープライズレベルの知的財産保護に適する Microsoft クラウド セキュリティ ベンチマークが適用 責任共有モデルを採用し、AWSクラウドで提供されるすべてのサービスを実行するインフラストラクチャの保護について責任を負う
既存環境との統合しやすさ Googleエコシステム全体での統合力が高い Microsoftエコシステムへの統合力が高い APIの自由度は高いが、外部システムとの連携は開発が必要
  • 機能
    GeminiはGoogle Cloudの様々なサービスに深く組み込まれており、それぞれ特定のタスクに特化したAIアシスタントになれます。開発、運用管理、データ分析、セキュリティなど、それぞれの業務に合わせた専門的なAI支援を提供できます。
  • コスト
    特にGemini Code Assistのようにユーザー単位の定額ライセンスが提供されているサービスは、利用ユーザー数に基づいた予算計画が立てやすくなります。また、BigQuery内でのAI補助機能など、一部のGemini機能が追加コストなしで提供されている点も魅力です。
  • セキュリティとプライバシー
    Google Cloudの企業向けGeminiサービスでは、お客様の入力データや生成された応答が、Googleの基盤モデルの学習に利用されることはないと明言されています。また、Gemini for Google Cloudはセキュリティ・プライバシー関連認証であるISO27001を取得しています(※)。データ保護とサイバーレジリエンスに対策を備えている象徴として、社内データやコードを扱う上で非常に重要な安心材料です。
    情報参照元:Compliance Reports Manager(https://cloud.google.com/security/compliance/compliance-reports-manager#/ReportType=Certificate)
    ※本記事執筆2025年5月時点、ISO27001規格に対する最新監査は2024年11月26日に行われました。
  • 既存クラウド環境やアプリケーションとの統合のしやすさ
    GeminiはGoogle Cloudの様々なサービスに深くネイティブに組み込まれており、ユーザーは使い慣れたコンソールやツール内で自然にAIアシスタントの恩恵を受けられます。Google Workspace(Gmailやドキュメントなど)との連携機能も提供されており、クラウド上のデータ分析結果をドキュメントにまとめるなど、異なるサービス間を横断した作業をAIがサポートすることが可能です。
    これらの比較を踏まえると、Gemini for Google Cloudは特に以下のようなユースケースで効果を発揮し、優位性を持つと言えます。
  • DevOpsの高度化
    開発から運用までをGoogle Cloudで行っている企業が、シームレスなAI支援を通じて生産性向上と運用効率化を同時に目指す場合。
  • マルチモーダルなビジネスデータ分析
    テキストだけでなく、画像や音声といった複数種類のデータソースを組み合わせて分析し、新しい知見を得たい場合。
  • 大規模社内ナレッジの活用
    膨大な社内ドキュメントや情報をAIに学習させ、高精度な社内検索やFAQチャットボットを構築したい場合(特に長文理解能力が重要)。
  • 高度なセキュリティオペレーション
    Googleの脅威インテリジェンスを活用し、複雑化するサイバー脅威への対応力、調査能力をAIで強化したい場合。
  • Googleエコシステムの活用
    Google CloudとGoogle Workspaceを組み合わせて利用しており、クラウド上のデータとオフィス業務を横断的にAIで効率化したい場合。

セキュリティ・プライバシー面の信頼性

まず、最も重要なのはGeminiは知的財産権を尊重する設計がなされていることです。Google Cloudの企業向けGeminiサービスでは、利用する際に入力したコードやデータ、Geminiからの応答などが、Googleの基盤モデルの学習や開発に利用されることはありません。これにより、安心して企業の内部データや機密情報を含むプロンプトを利用できます。

また、Geminiは安全で責任あるAIの提供を掲げており、情報セキュリティ管理に関する国際規格であるISO/IEC27001をはじめ、クラウドセキュリティ(27017)、個人情報の保護(27018)、プライバシー情報管理(27701)といった関連認証を取得しています(※)。これは、サービス提供において厳格なセキュリティ管理とプライバシー保護の体制が構築されていることの証明であり、企業が求める高いセキュリティ基準を満たしています。

さらに、Google Cloud Platformの利用規約が適用され、データの取り扱いに関するポリシーも明確です。顧客暗号鍵の適用やデータの所在地に関する設定が可能である点も、コンプライアンス要件が厳しい企業にとっては重要な要素となります。

情報参照元:Compliance Reports Manager(https://cloud.google.com/security/compliance/compliance-reports-manager#/ReportType=Certificate)
※本記事執筆2025年5月時点、ISO27017、ISO27018、ISO27701規格に対する最新監査は2024年11月26日に行われました。

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エニシアスが小売・EC・
広告・マーケティングに
向いている理由

Point
01
オンプレ&クラウドの
膨大なデータを
リアルタイムに分析できる、
高機能基盤の構築が可能

秒ごとにアクセス数が万単位で増減するビッグデータを分析し、蓄積できるようにシステムを構築。膨大なデータを可視化し、自社の営業やマーケティングへスムーズな活用を可能としています。

Point
02
初期段階からエンジニアが対応
合理的かつスピーディな提案が可能

開発経験が豊富な開発エンジニアが多数在籍。営業スタッフを介さずに打ち合わせが進むので、スピーディで合理的な提案や、クラウド以外の課題解決もサポートしてくれます。

エニシアスのGoogle Cloud(GCP)構築事例

秒間最大10万件超の
アクセスデータを
マーケティングに活用

北海道テレビ放送は、番組視聴データと番組編成データを用いて、自社の営業やマーケティングに活かせないか、とエニシアスにデータ分析システムの構築を依頼。ベータ版のプラットフォームを使って構築し、時にはGoogleへのフィードバック時に機能面のリクエストも送るなど、積極的な改善要求も行ないました。今後は取得したデータを基に、番組の編成や番組作りに活用していく考えです。

参照元:エニシアス公式サイト
https://www.enisias.com/successstory/story001/
クラウドへのデータ移管を
スムーズに実行

自社内で導入が進むIoT機器の増加に伴うビッグデータバックアップが課題となっていた際、展示会でエニシアスとコンタクト。試験的にビッグデータバックアップの最適解を求めたところ、予想以上の専門性・技術力を感じてパートナーとして課題解決を進めることに。社内のIT系社員を対象としてセミナーを開催し、クラウド化への理解浸透にも大きく貢献しました。

参照元:エニシアス公式サイト
https://www.enisias.com/successstory/story002/

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エニシアスに寄せられた
お客様の声

お客様の声イメージ
効率的な課題解決が
他には無い良さ

他メーカーだと、基本は営業がやってきて説明した後に、見積りの金額調整を行ったり、内容が上手く伝わっておらず再度説明したり、とにかく課題解決まで調整に時間を要し効率が悪いことがあります。

それがエニシアスの場合は、エンジニアが直接現場に来てくれて、その場で課題解決の為の方針が定まるように取組んでくれるので、非常に助かってます。
課題解決までの時間も大幅に短縮できたので、他には無い良さだと感じてます。

参照元:エニシアス公式サイト
https://www.enisias.com/successstory/story001/
お客様の声イメージ
何かあれば助けてくれる、
という安心感

どんなテーマに対しても、できないと言わずに考え抜く、徹底的に調査する。
たとえ、予算の少ない案件であっても、しっかりとした事前調査を行い、これなら自信を持って勧められる、というレベルまで落とし込んだ提案をしてくれます。この姿勢が高い信頼感につながっています。

(中略)システムで何かあればエニシアスが助けてくれる、という安心感が実感できることも、同社の実力の一端といえるでしょう。

参照元:エニシアス公式サイト
https://www.enisias.com/successstory/story002/

エニシアスの会社概要

会社名 株式会社エニシアス
(クレスコグループ)
本社所在地 東京都品川区西五反田2-27-3
A-PLACE五反田 10F
URL https://www.enisias.com/
TEL 03-6455-7575
受付時間:平日9:00~18:00

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スピード×安定性×拡張性

クラウドエース株式会社

クラウドエース株式会社のHPキャプチャ画像
引用元:クラウドエース公式サイト
https://cloud-ace.jp/service/

クラウドエースが
メディア・エンター
テインメントに
向いている理由

Point
01
Googleが認めたアプリ開発力

2019年4月に「2018 Application Development partner of the Year」を受賞。拡張性を持ち、運用・保守を委託できるアプリ開発にも対応できます。

Point
02
FaaSに精通したエンジニア
による開発が可能

モバイル環境に適したアプリをはじめとして、多数の開発実績を持つエンジニアが在籍・対応。「Google Cloud Partner Top Engineer 2025 アワード プログラム」において、16名(アプリ開発部門は3名)が選定され、うち1名は特に優秀なエンジニアとして表彰されています。

※参照元:Google Cloud(https://cloud.google.com/blog/ja/topics/partners/partner-top-engineer-2025-award-winners

クラウドエースのGoogle Cloud(GCP)
構築事例

ゴルフ練習アプリの開発

ゴルフ練習場でのスイング撮影・再生用のアプリ開発事例。打席の複数個所から撮影された映像を、個人のスマホなどでコマ送りやスロー再生だけでなく、動画上で自由に線画できるように機能を持たせました。今後、順次複数の練習場手へ展開しているスケーラビリティも持たせています。

参照元:クラウドエース公式(https://cloud-ace.jp/case/detail47/
漫画配信アプリの開発

多くの協力先が関係するために外部連携が多く、疎結合化したシステムが求められた事例。リリース時にはインフルエンサーの拡散により、アクセス数が増大したものの、ダウンすることなく稼働。クラウドエースのスピーディな対応も好評を得ています。

参照元:クラウドエース公式(https://cloud-ace.jp/case/detail29/

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クラウドエースに
寄せられたお客様の声

お客様の声イメージ
スピーディな課題解決が叶った

前略)気軽に Slack などを利用して質問できる環境を提供してくださり、迅速かつ丁寧に回答頂けたり、必要に応じてオンラインミーティングで対応をして頂き、時間をかけずに課題解決に繋げることが出来ました。
技術的な質問以外にも、コスト削減等運用に関する問い合わせにも具体的な解決策を提示して頂くことが出来、大変有り難かったです。
また、Google Cloud を利用するにあたっての準備のサポートを受けることができ、Google Cloud 初心者として非常に助かり、おかげさまで、パフォーマンスやコスト、セキュリティ面において、バランスよく、無駄のない環境構築が出来たと思っております。(後略)

引用元:クラウドエース公式(https://cloud-ace.jp/case/detail47/
お客様の声イメージ
レスの早さに信頼感を持った

(前略)導入時、クラウドエースともう1社で検討したのですが、連絡を取るとクラウドエースが圧倒的な早さでレスポンスが帰ってきました。我々には開発スケジュールに余裕がなかったので、レスポンスの早さは非常に重要なファクターでした。また、開発においてもチャットルームを開設してくれて、質問に対するレスポンスも数時間、数分単位と非常にスピーディーかつ丁寧に回答していただけたところに信頼感と技術力を感じました。(後略)

引用元:クラウドエース公式(https://cloud-ace.jp/case/detail29/

クラウドエースの会社概要

会社名 クラウドエース株式会社
(吉積ホールディングス株式会社)
本社所在地 東京都千代田区大手町1-7-2
東京サンケイビル 26F
URL https://cloud-ace.jp/
TEL 03-6280-5939
受付時間:公式サイトに記載なし

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強固な暗号化×24時間監視

株式会社リベルスカイ

リベルスカイのHPキャプチャ画像
引用元:リベルスカイ公式サイト
https://www.libersky.com/gcp

リベルスカイが
医療・金融に
向いている理由

Point
01
生成AIによる攻撃検知で
ゼロトラストでの運用を実現

Google Security Operationsによるインシデントの自動検知が可能。さらに、検知された異常にかんしてもAIが初期対応を行なうため、ゼロトラスト環境で運用可能です。

Point
02
マルチクラウドによる
リスクヘッジを提案

シングルクラウドによる運用中のシステムに対して、リスクヘッジとしてマルチクラウドの導入を提案。もちろん、オンプレミスからの移行も対応可能で、現状で稼働しているKubernetesベースのワークロードをすべてを​一元管理できます。

リベルスカイの
Google Cloud(GCP)
構築事例

クラウドリフトに併せて
セキュリティを高度化

「Pasco」ブランドで知られる敷島製パンでは、複数のベンダーから製品やシステムを導入し、セキュリティ対策を行なってきました。システムのクラウド移行に併せて、セキュリティの高度化が求められ、コストや親和性などの観点からSIEMの導入を決定。Googleから推薦されたリベルスカイにより、構築時のトラブルもなく、急遽新規開発が必要になっても、スムーズに進行できました。

参照元:リベルスカイ公式(https://www.libersky.com/casestudy-pasco
新規サービスローンチに
合わせて導入

2022年から契約業務のサポートとして、電子契約による業務効率化及びリスク管理の高度化サービスを提供し始めた日本パープル。システム開発時点でセキュリティ面や拡張性を考え、GCPサービスの導入を決定。GCP構築に関する実績を持ったリベルスカイに依頼したことで、構想1年半・開発約半年というスピードリリースが叶いました。

参照元:リベルスカイ公式(https://www.libersky.com/casestudy-purple

リベルスカイ公式サイトで
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リベルスカイに
寄せられたお客様の声

お客様の声イメージ
丁寧+スピード感=安心

(前略)こちらが要件を明確に決められず苦労するところもありましたが、リベルスカイはこちらの意図ややりたいことを的確に把握されて、わかりやすく助言などいただきながらプロジェクトを進めることができました。事前検証のPoCは2021年3月頃、それから要件定義と開発工程を経て、2022年6月にサービスをリリースしました。全体で1年半ほど、実質的な開発期間は半年ほどという短期のプロジェクトでしたが、リベルスカイの対応は丁寧かつスピーディで、とても安心感がありましたね。(後略)

※引用元:リベルスカイ公式(https://www.libersky.com/casestudy-purple
お客様の声イメージ
新規開発もスムーズに

(前略)リベルスカイ様のおかげで、構築時に困ることはまったくありませんでした。グーグルクラウド側の機能リリースと、弊社内でシステム更新を行う時期が重なって調整が難航したことはありましたが、リベルスカイ様の対応は適切で、とても助かりました。
社内で利用しているツールの一部はGoogle Security Operationsの標準機能でログデータを取り込めなかったため、新規の開発が必要でしたが、そこもスムーズに進めていただきました。(後略)

※引用元:リベルスカイ公式(https://www.libersky.com/casestudy-pasco

リベルスカイの会社概要

会社名 株式会社リベルスカイ
本社所在地 東京都中央区日本橋2-11-2 太陽生命日本橋ビル
URL https://www.libersky.com/
TEL 公式サイトに記載なし

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Gemini for Google Cloudの主な利用方法とツール

Vertex AI Studioでの利用

Google Cloud上でGeminiモデルを活用して独自の生成AIアプリケーションを構築する際の中心的なツールの一つが「Vertex AI Studio」です。Vertex AIは、Google Cloudが提供する機械学習プラットフォームであり、その中のVertex AI Studioは、ノーコード/ローコードで生成AIモデルを試したり、プロトタイプを作成したりするためのWeb UIコンソールを提供します。

Vertex AI Studioでは、テキスト生成、チャット、コード生成など、様々なタスクでGeminiモデルを手軽に試すことができます。Webブラウザ上でプロンプトを入力し、モデルの応答を確認しながら、求める結果が得られるように調整することが可能です。

また、Vertex AI Studioで作成したプロンプトや設定は、APIを通じてアプリケーションから呼び出すことも可能です。これにより、Vertex AI Studioで検証した生成AI機能を、自社のシステムやサービスに組み込むといった開発を進めることができます。

Gemini APIを活用したカスタム開発

より柔軟に、自社の特定の要件に合わせてGeminiの機能を組み込みたい場合は、「Gemini API」を直接活用したカスタム開発が可能です。

Gemini APIを利用することで、開発者は自社のアプリケーションやサービスにGeminiの強力な生成AI機能を組み込めます。例えば、社内向けチャットボットの開発、業務レポートの自動生成、カスタマーサポート向けのFAQ自動応答システム開発、特定の業界知識に特化した情報検索システム開発などができます。

Gemini for Google Cloudの料金体系

Gemini for Google Cloudの料金は、利用するサービスや機能によって異なります。主な料金モデルとして、Gemini Code AssistとGemini in BigQueryに関する情報がありました。

Gemini APIの料金モデル

Gemini Code Assist

機能 料金
Gemini Code Assist Standard IDEでのコード補完、生成、チャット
ローカルコードベースの認識、コード変換、Gemini in Colab Enterprise、Gemini in Databases、Gemini in Firebase
月間契約:$22.8/ユーザー
年間契約:$19/ユーザー
Gemini Code Assist Enterprise Standardの機能に加え、コードのカスタマイズ機能(プライベートコードリポジトリに基づく品質向上と応答)、Gemini in BigQuery(データドリブンなエクスペリエンス構築機能)、Gemini in Apigee、Gemini in Application Integrationなど 月間契約:$54/ユーザー
年間契約:$45/ユーザー

Gemini in BigQuery

Gemini in BigQueryは、BigQuery Enterprise Plus エディション、もしくはGemini Code Assist Enterpriseから利用可能で、料金体系は下記の通りです。

機能 料金
BigQuery Enterprise Plus エディション Gemini in BigQueryの一般提供(GA)の全ての機能にアクセス可能。
SQL/Pythonコードアシスト、データキャンバスなどに加え、システム最適化と管理者の生産性向上機能(パーティショニング/クラスタリング/マテリアライズドビューの推奨事項など)が含まれる。
従量課金制:$0.1/slot hour
1年契約:$0.08/slot hour
3年契約:$0.06/slot hour
Gemini Code Assist Enterprise SQL/Pythonコードアシスト、データキャンバス、データ分析情報、データ準備 月間契約:$54/ユーザー
年間契約:$45/ユーザー

Gemini for Google Cloudコストの試算ポイント

利用ユーザー数

Gemini Code Assistなど、ユーザーライセンスに基づいた料金体系のサービスを利用する場合は、対象となるユーザー数を正確に把握することが最も重要です。

利用するGeminiの機能・サービス

Gemini for Google Cloudは様々なGoogle Cloudプロダクトに組み込まれて提供されます。どのプロダクトのGemini機能を利用するのか(例: Code Assist, BigQuery, Security Command Centerなど)によって、必要なライセンスやエディションが異なります。利用したい機能が含まれる最もコスト効率の良いプランを選択することが重要です。

必要なGoogle Cloudエディション

Gemini in BigQueryのように、特定のGoogle Cloudプロダクトの特定エディション(例: BigQuery Enterprise Plus)が必要となる場合があります。これらのエディションの料金も試算に含める必要があります。

契約形態

Gemini Code Assistには月間契約と年間(12ヶ月)契約があり、年間契約の方がユーザーあたりの月額費用が安価に設定されています。長期利用を前提とする場合は、年間契約の方がコスト効率が良い可能性があります。

プロモーションの適用

一時的なプロモーション価格が提供されている場合もあるので、最新の情報を確認することが重要です。

自社でGemini for Google Cloudの導入を進めるには

自社のユースケースをどう見極めるか

Gemini for Google Cloudの導入を成功させるためには、まず自社の業務課題やニーズに対し、Geminiがどのように貢献できるのか、具体的なユースケースを見極めることが重要です。

ソフトウェア開発、運用管理、セキュリティ、データ分析、データベースといった各分野での活用例は、ユースケースを考える上でのヒントとなります。例えば、

  • 開発チームの生産性向上を目指すなら、Gemini Code Assistの導入を検討できます。
  • クラウド環境の運用負荷軽減が課題なら、Gemini Cloud Assistの活用が考えられます。
  • データ分析の効率化や非専門職によるデータ活用を推進したいなら、Gemini in BigQueryやGemini in Lookerが有効かもしれません。

これらの例を参考に、自社の「どの部署」の「どのような業務」において、「どのような課題」があり、Geminiの「どの機能」がその課題解決に役立ちそうか、具体的なシナリオを描いてみましょう。最初から大きな導入を目指すのではなく、特定の部署や業務に絞ってスモールスタートで効果を検証するのも有効なアプローチです。

技術的・組織的に必要な準備

技術的な準備としては、まずGoogle Cloud環境が整っていることが前提となります。また、前述の通り、利用したいGemini機能に対応したGoogle Cloudプロダクトのエディション契約や、Gemini Code Assistなどのライセンス契約が必要となります。社内のITインフラやネットワーク構成が、Google Cloudへのアクセスに適しているかどうかも確認する必要があります。

セキュリティ面では、Google CloudのIAM(Identity and Access Management)を活用し、誰がどのGemini機能にアクセスできるかを適切に制御することが重要です。また、監査ログを収集・監視する体制を構築することで、Geminiの利用状況を把握し、セキュリティインシデント発生時の追跡を可能にします。参考情報にも、IAMによる制御や監査ログ収集の可能性に触れられています。

組織的な準備としては、Geminiを活用する対象となる従業員へのトレーニングや、生成AI利用に関する社内ガイドラインの策定などが考えられます。Gemini for Google Cloudは専門知識がなくても利用しやすい設計ですが、その機能を最大限に活用し、かつ安全に利用するためには、適切な知識共有とルールの整備が欠かせません。また、導入後の運用体制や、課題発生時のサポート体制についても検討しておく必要があります。

Google Cloud導入を支援してくれるGoogle Cloudパートナー

ここまで、Gemini for Google Cloudの概要、機能、使い方、料金、そして導入に向けた検討事項について解説してきました。生成AIの活用は、業務効率化、生産性向上、そして新しいビジネス価値の創造に大きく貢献する可能性を秘めています。

しかし、初めてGoogle CloudやGeminiのような生成AIサービスを導入・活用するにあたっては、様々な疑問や不安が生じることも少なくないかと思います。自社だけでの検討や導入、運用に不安を感じる場合もあるでしょう。

そのような時には、Google Cloudの導入を専門的に支援してくれるパートナー企業のサポートを検討することをお勧めします。パートナー企業は、Google CloudおよびGeminiに関する深い専門知識と豊富な導入実績を持っており、お客様の現状やニーズに合わせた最適なソリューション提案、導入計画策定、技術的な支援、運用サポートまで、幅広いフェーズで皆様を強力にバックアップしてくれます。

自社のユースケースの見極めから、必要な技術的準備、セキュリティ設計、そして導入後の効果測定に至るまで、パートナー企業と共に進めることで、よりスムーズかつ確実にGemini for Google Cloudの導入を成功に導くことができるでしょう。

ぜひ、信頼できるパートナーと共に、Google CloudとGeminiを活用した次世代のIT基盤構築に踏み出してください。

導入目的と業界別で選ぶ!
おすすめGoogle Cloudパートナー3選

【目的別】
Google Cloud(GCP)の
構築・導入をサポートする
頼れる認定パートナー3選

Google Cloudを活用してサーバーレスのアプリケーションを開発したい、既存の顧客データの分析を行って営業活動の効率を上げたい、既存のクラウドシステムとの併用中、セキュリティ環境を強化したい――クラウド環境を構築したいが、自社に専門知識を持つエンジニアがいない、そんな課題を抱えていませんか?
Google Cloudパートナーに任せることで、短期間でクラウド環境の整備やデータの移行を実現できる上、Google Cloudを通じて実現したいこともさらに一歩手前。ここでは、Google Cloudによって達成したい目的別におすすめのパートナーをご紹介します。

小売・EC・広告・
マーケティング業界向け
データ分析×AI
精度の高いビジネス
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エニシアス
エニシアス
引用元:エニシアス公式サイト
https://www.enisias.com/service/
  • ビッグデータ分析基盤の構築実績あり。生成AIも活用し、データの可視化から、顧客行動分析や売上予測が可能
  • Salesforceの開発・運用に対応できるエンジニアが在籍。蓄積データの活用で営業活動を最適化し、顧客へ効果的なアプローチを実現可能
  • Google公式によるデータ分析のスペシャライゼーション認定を持つ(※4)

エニシアスの
公式HPで詳細を見る

メディア・エンター
テインメント業界向け
スピード×安定性×拡張性
アクセス増に強い
クラウド構築なら
クラウドエース
クラウドエース
引用元:クラウドエース公式サイト
https://cloud-ace.jp/service/
  • 2018年Google CloudのApplication Development Partner of the Yearを受賞(※1)。Google認定の技術力で、クラウドネイティブアプリケーションの開発を実現可能
  • サーバーレスアーキテクチャに精通したエンジニアが在籍し、2025年Google Cloud Partner Top Engineerを受賞(※2)エンタメ系の大規模・複雑な案件を任せられる
  • Google公式によるアプリケーション開発のスペシャライゼーション認定を持つ(※3)

クラウドエースの
公式HPで詳細を見る

医療・金融業界向け
強固な暗号化×24時間監視
重要データを脅威から
守るなら
リベルスカイ
リベルスカイ
引用元:リベルスカイ公式サイト
https://www.libersky.com/gcp
  • Google Security Operationsでインシデントを自動検知・対応。24時間監視を提供し、ゼロトラスト環境で患者や顧客の情報を守る
  • AWSやAzureの併用でも、マルチクラウドのデータを一元管理可能。データの一貫性とセキュリティを強化し、安全な動作環境を実現
  • Google公式によるセキュリティのスペシャライゼーション認定を持つ(※5)

リベルスカイの
公式HPで詳細を見る

※1:https://cloud.google.com/awards/partners/2018?hl=ja
※2:https://cloud.google.com/blog/ja/topics/partners/partner-top-engineer-2025-award-winners
※3:https://cloud.google.com/find-a-partner/partner/cloud-ace-inc
※4:https://cloud.google.com/find-a-partner/partner/株式会社エニシアス
※5:https://cloud.google.com/find-a-partner/partner/株式会社リベルスカイ
Google Cloudパートナーのスペシャライゼーション認定は、Google Cloudのプロダクトと関連するサービスでお客様を成功に導いた実績があるパートナーの証です。
参照元:Google Cloud公式サイト (https://cloud.google.com/find-a-partner/?hl=ja