マスコミ・ゲーム業界は、深夜残業や休日出勤などが多く労働時間が長い業界と言われています。
特に報道関係の仕事だと、急な事件やニュースの発生で休日でも急遽出勤になることも多いです。
労働時間の解消が課題ですが、それにより仕事の質を落としてしまっては本末転倒です。
DX・クラウド化することで、アナログ作業をデジタル化することが可能になります。
例えば、記事要約の自動化やAIアナウンサーの採用などを行うことで業務効率化を図れるなど、高品質なサービス提供が期待できるでしょう。
マスコミ業界では、SNSやYouTubeをはじめとした動画配信サービスなどのコンテンツにユーザーが流れることが課題でした。
そこで、マスコミ業界でもAIを活用してユーザーとコミュニケーションを多く持てるマルチチャネル化を可能に。さまざまな媒体でサービスの提供を開始している企業が多くあります。
また、スマホアプリからTV番組を見られるようにする取り組みによって、いつでも・どこからでも番組を視聴することが可能になりました。
ゲーム業界では、クラウドゲームが台頭してきています。クラウドゲームとは、ゲーム自体をクラウド上に保存し処理や実行をすべてサーバー上で行うゲームのことです。
ゲーム機やゲームソフトを購入しなくてもゲームができ、サインインさえすればPCやスマホ、タブレットなど複数のデバイスでプレイが可能です。デバイスのスペックにも影響されません。
オンラインゲームとも仕組みが異なるクラウドゲームですが、ゲームを通じて誰もが気軽にゲームを楽しめるようになるでしょう。
HTBでは、ニュース・ドキュメンタリーやバラエティ番組、ドラマなどさまざまな分野の番組制作や放送を行っている会社です。
2016年よりオンプレミスのサーバーで放送アクセスログ分析を開始。クラウドサービスを使うことを前提に再検討をし、GCPを採用して2018年には放送アクセスログ分析をスタートさせました。
HTBで特にスパイク(=一気に視聴率が跳ね上がり、アクセスが急増すること)する番組は、地元の野球チームである北海道日本ハムファイターズの試合です。
人気選手が登場したときや得点が入ったときなどアクセスが一気に増え、点を取られたりすると一気に減ります。GCPのCloud Functionsは1秒間に数万のアクセスを処理し、エラーも発生しません。
アップデートで機能の追加ができるのも便利です。
参照元:Google Cloud公式サイト(https://cloud.google.com/blog/ja/topics/customers/hokkaido-tv-log-analysis?hl=ja)
2010年日経電子版のサービスを開始し、デジタル化を進めてきた日本経済新聞社。
多くのシステムをオンプレミスで運用してきましたが、近年は運用負荷の低減が期待できるクラウドへの移行が進められています。
日経電子版は、日本経済新聞の紙面で提供されている記事をウェブやモバイルなどのマルチデバイスで閲覧できるサービスです。
2020年、この日経電子版の新たな基盤であるVesselの運用を開始。このアプリケーション基盤およびデータ分析基盤にGCPが採用されています。
データ分析にBigQueryを使用することで処理速度が大幅に改善。40分以上かかった上処理がキャンセルされていたクエリがなくなり、すべてがほぼ20分以内に完了するようになりました。
参照元:Google Cloud公式サイト(https://cloud.google.com/customers/nikkei/?hl=ja)
主に家庭用のゲームソフトを製作しているGood Feelが手掛けるFacebookアプリ「ファントム クロニクル」、その Android版としてリリースされた「ファントム クロニクル ラッシュファイアー」のバックエンドにはGCPのGoogle App Engineが使用されています。
2011年に本格的な導入をはじめ、2012年11月から実際に使われ始めました。
Google App Engineはメンテナンスなどでサービスを止める必要がなく、安定して稼働できることに助かっているとのこと。
インフラの運用をGCPに任せられるのも大きなメリットです。100万ダウンロードを超えて遊ばれているゲームにもかかわらず、サーバーが落ちたこともありません。
参照元:Google Cloud公式サイト(https://cloudplatform-jp.googleblog.com/2015/04/good-feel-google-cloud-platform.html)
マスコミ・ゲーム業界はスタッフへの業務負担が非常に大きいことが課題となっています。
そんな業界をDX・クラウド化することで、品質を保ちながら業務効率化することが可能に。特にマスコミ業界は、レガシーシステムに依存していることでDX・クラウド化の推進が遅れていると言われています。
今後、大きく改善されることが期待されます。
Googleが提供する安定したインフラと、強力な仮想マシンを用いて高度な情報処理技術を利用できることが強みのGCP(GoogleCloud)は、その利便性と拡張性の高さから様々な業界で導入が進み、人気が高まっています。
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